こんにちは!東京・都心ならではの狭小地にローコストでデザイン注文住宅を設計・施工する建築設計事務所ARCHIBLAST(アーキブラスト)広報担当の奥本です!
今回は床材についてお話しします。
“床”はおうちの大部分の面積を占めているため、床材で住まいの印象が決まるといっても過言ではありません!
床材にはフローリングだけでなく、フロアタイル、クッションフロア、石やタイル、畳、コンクリート、カーペット、コルクなど、いろいろな種類があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。
暑さ、寒さに関わるだけでなく、時には床材が暮らしそのものを変えてしまうこともありますから、自分が新しいおうちでどのような暮らしをしたいのかしっかりと想像し、トキメクものを選びましょう!
おうちの大部分を占めているのですから、自分の好きな素材にこだわることが、豊かな暮らしに繋がります。
それぞれの床材についてご紹介していきますので、お好みの素材を見つけてみてくださいね!
床材を決める上で大切なこと
先ほどもお話ししましたが、一番大切なのは自分が好きな床材かどうかです!
住まいとのお付き合いは長いですから、好みの素材と暮らしていきたいですよね。
その上で、使用箇所と使用素材の相性を見ていきます。
例えば、水回りは汚れがつきやすいですから、メンテナンスしやすい素材を検討するなどです。リビングからキッチンに至るまでフローリングを使用してしまうと、キッチン周りの汚れが目立ってしまうことも多くあります。
床材は適材適所!がキーワードです!
空間にマッチした床材をそれぞれ検討していきましょう。
床材の種類
床材の種類をご紹介していきます!
■フローリング
フローリングには実は種類があり、大きく二つに分かれます。
無垢フローリングと複合フローリングです。
無垢は天然木100%でできているため、素材そのものの肌触りや温かみがあります。
対して複合フローリングは、さらに三種類に分かれ、挽き板フローリング、突き板フローリング、シートフローリングがあります。
挽き板と突き板は天然木を使用していますが、無垢のように100%ではありません。
基材となる合板の上に天然木を重ねており、突板よりも挽き板の方が天然木を多く使用しています。
シートフローリングは基材となる合板の上に木目調のシートを張り合わせたものです。
価格もそれぞれ違い、天然木が多く使用されている方が、必然的に高価になります。
ちなみにアーキブラストで人気な素材は、挽き板フローリングです!
表面に3,4mmの厚板の無垢材が張られており、触り心地が無垢のそれと同じです。それでいて、床暖房が使用しやすく、施工性も良いため、無垢フローリングよりも安価に施工できます。
個性の強いものを選び、節や木材の模様が大きく出ているものにすれば、さらに木の質感が視覚からも楽しめます。
新築戸建ては、そこから新しい暮らしがスタートするための白いキャンパスのような場所です。そこで、表面の無垢材と一緒に育ってく感覚が楽しめる、そんな床材です。
■フロアタイル
塩ビ素材でできたタイル床材のことで、木目調や石目調など本物そっくりなデザインが豊富にあります。
技術の発展に伴いフロアタイルの機能性・デザイン性が非常に上がりました。
何百種類という多くのデザインの中から、コストパフォーマンスに優れたものをお選びいただけるため、お求めになられるデザインを作りやすいという面から、人気が高い床材です!
目地棒を入れてさらにタイルっぽくすることもできます!
また、メンテナンスしやすく使用箇所を選ばないため、水廻りにも安心してお選びいただけます。
■クッションフロア
塩ビシートでできている、クッション性の高い床材です。
防音機能や傷に強いなど機能性に優れた物も数多くあり、何と言っても足に優しいところがメリットです。
フロアタイルと同じくメンテナンスしやすく、薄く柔らかいシート状ですので扱いやすく、カッターやハサミで簡単にカットできます。
■タイル
高級感漂うホテルのようなスタイルにできるタイル。
廊下や水廻りなど部分的に使用することで、お部屋の印象をガラッと変えることができます。
水はねに強くキッチンにも適していますが、冬は特にヒヤッとしますから吟味して決める必要があります。
■畳
日本文化である畳は、今でも客間などに用いられ、「和モダン」という新しいスタイルを生み出しています。
畳に使用されているイグサにはリラックス効果があることが科学的に証明されており、調湿効果もあることから機能性の高さも注目されています。
傷みやすいという面もありますので、数年おきにメンテナンスする必要があります。
■カーペット
裸足で歩くととても気持ちのいいカーペット。
断熱性や防音性が高いというメリットがあり、小さなお子様も安心して生活できます。
ただ汚れてしまうとなかなか綺麗になりづらいため、メンテナンスが大変というデメリットもあります。
ホコリが溜まってしまったり、ダニがわきやすいため、定期的にお掃除していきましょう!
■コルク
コルクボードや、ワインの栓などに使用されているイメージのあるコルクですが、床材としても使用することができます。
断熱性やクッション性、耐久性、などが高く、冬でもヒヤッとしないため裸足でも過ごしやすいです。
床材で迷ったら??
全部ではありませんが、ご紹介した通り床材には多くの種類がありますので、迷ってしまう方も多いのではないでしょうか?
そんな時は、床材に何を求めるのか明確にしてみてください!
例えば・・・
メンテナスのしやすさ、肌触りなど素材感、ゴロゴロしたいのか、そこで眠りたいのか、ラグを敷くのか、主役にするのか脇役にするのか、コストパフォーマンスなのか、ペットに優しいものなのか、資産運用を踏まえるのか・・・などなど。
床材は視覚的にも大きな面積を占めますので、意匠的にも重要になってきます。
触り心地だけでなく、“目から入る触感”も大切です。
アーキブラストではお客様の率直なお悩みや、十分に他のお話しもお伺いしながら、お客様に合ったベストな床材をご提案させていただきます!
まずはお気軽にご相談くださいね。
床材をご紹介!
~張り方で空間をアレンジ~
リビングにダークオークの無垢フローリングを使用していますが、張り方に一工夫加えており、パーケットになっています。
こうすることで、一味変わった個性的な印象になります!
こちらの住まいも居室にパーケットフローリングを使用していますが、色味が変わるとまた印象も変わってきますね。
対してリビングは、ヘキサゴンで敷き詰められています。
お部屋ごとに表情が変わるのも素敵です。
シックな色味のリビングにヘリンボーンの床です。
モールディングや室内窓、配管現し、それぞれが海外風のお部屋を作り上げています。
~空間で床材を分ける~
リビングとキッチンで床材を分けることで、視覚的に空間を隔てる役割と、水回りの汚れが取れやすいように機能的な役割も果たしています。
~個性派フロアタイル~
四色のフロアタイルをランダムに配置して、個性的なリビングとなっています。
グレーを基調としたシックな空間でありながらも、遊び心をプラスした住まいとなりました。
~多くの素材と暮らす~
小上がりには畳、玄関にはタイル、リビングにはフローリングと、一目で多くの素材が使用されていることがわかります。
それぞれの空間に適した素材を用いることで、機能性とデザイン性を兼ね備えている住まいとなりました。
最後に
いかがでしたでしょうか?
床材はご紹介したように、多くの種類がございます。
カタログや写真を見ただけではわからないことがたくさんありますので、必ずお手に触れていただき、ご選定することをおすすめします!
ぜひ自分がトキメク床材を見つけてくださいね!
最後までお読みいただきありがとうございました。
ARCHIBLAST(アーキブラスト)は、東京・都心ならではの狭小地にローコストでデザイン注文住宅を設計・施工する建築設計事務所です。
狭小地でも広く感じられる住まいを建てたいとお考えの方は、ぜひご相談ください。