新築住宅の耐震、制震、免震とは?違いやおすすめの工法を現場監督がお伝えします!

新築住宅の耐震、制震、免震とは?違いやおすすめの工法を現場監督がお伝えします!

こんにちは!東京・都心ならではの狭小地にローコストでデザイン注文住宅を設計・施工する建築設計事務所ARCHIBLAST(アーキブラスト)現場監督の山田です!

本日は耐震、制震、免震についてコラムでお届けいたします!
よく聞く言葉だとは思いますが、皆様この違いをご存じでしょうか??
本日はこの3点についての説明と、私なりの結論をお話しようと思います。

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耐震とは

耐震とは、建物自体の強度です。
建築工事を進めていく際に、筋交い(すじかい)や、建築金物等を使用することで建物の強度を地震に耐えるよう施工することです。

▼筋交いとは

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正面に見える斜めに固定された木材が「筋交い」と言います。
写真は片面だけ筋交いを固定していますので、「片掛け筋交い」と言います。
×印のように取付する場合は、「たすき掛け筋交い」と言い、片掛け筋交いの2倍の強度を担保します。

▼建築金物とは

建築金物とは、基礎、梁、柱を接合する金物で、構造体双方を金物で固定することで建物に強度を担保します。
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どこに筋交いを取付して、どこに建築金物を取付するかについては、構造設計側と協議の上確定されます。

制震とは

制震とは揺れを吸収することで、地震の倒壊を防ぐことです。
先程申し上げた耐震の構造にプラスして取付します。
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上記の写真は弊社でご提案させて頂いている制震装置となります。
取付する理由としましては、地震対策という観点と、揺れを抑えることで建物構造体へのダメージを軽減することもメリットとして考えられます。

免震とは

免震は建物と基礎との間に免震装置を取付することで、揺れを逃がす方法です。
先に記載した「制震」同様に揺れを逃がすことで建物へのダメージを軽減できるメリットがありますが、施工費が高額になることが懸念として挙げられます。

ここまでご説明させて頂いた中で結局どの施工が良いのか?
耐震等級はいくつが良いのか?

という疑問があると思います。

この議論についてはネット上、YouTube上でも色々な議論がありますが、私の結論を申し上げますと
「耐震+制震装置でしっかりと正しい施工すること」です!

耐震等級が高くても建築金物に緩みがあれば意味はありません。
まずは、柱、梁などの構造体に対する耐震金物、筋交いをしっかりと固定すること。
固定するビスやナットに緩みがないよう正しい施工をすること!
その上でプラスアルファとして、制震装置を取付することで構造体へのダメージを軽減するという方法が良いのではないかと思います。

弊社の構造体への金物検査の状況はYouTubeのアーキブラストチャンネルでも配信しておりますので、お時間ある方はご確認なさってください!

本日は以上です!
それではまた!

ARCHIBLAST(アーキブラスト)は、東京・都心ならではの狭小地にローコストでデザイン注文住宅を設計・施工する建築設計事務所です。
狭小地でも広く感じられる住まいを建てたいとお考えの方は、ぜひご相談ください。

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