こんにちは!東京・都心ならではの狭小地にローコストでデザイン注文住宅を設計・施工する建築設計事務所ARCHIBLAST(アーキブラスト)現場監督の山田です!
今回は屋根工事についてお届けいたします!
▼YouTubeでも解説しています!
屋根工事の進め方
まず、屋根工事の工程についてなのですが
①野地板の施工
↓
②ルーフィングの施工
↓
③屋根材の張りつけ
大きくは上記の3工程となります!
次に各工程の詳細を見てみましょう!
①野地板の施工
野地板(のじいた)とは、屋根の下地となるベニヤ材のことです。
こちらの写真は野地板(のじいた)の施工が完了した状況です。
上棟の日もしくは、上棟翌日までに野地板を完了させることが一般的です。
②ルーフィングの施工
ルーフィングとは、防水シートのことです。
二次防水と言ったりもしますが、表面の屋根材から万が一雨水侵入した場合でも、ルーフィング材が二次防水となり、建物への雨水の進入を防止します。
ルーフィングの施工は、野地板の施工が完了してからなるべく早いタイミングで入れるようにします。
理由としては、野地板が雨ざらしにならないようするためです。
上棟後からルーフィング施工の間に雨が降る場合や雨予報の場合は、ブルーシートで雨養生を行います。
③屋根材の貼付け
ルーフィング工事後に表層となる屋根材の施工に移っていきます。
以上で完成となります。
屋根の部材について、アーキブラストでの屋根工事で普段使用している細かな部材をご紹介しようと思います。
雪止め
写真に見える部材が雪止めです。
雪止めの意味は読んで字のごとく、落雪防止のものですが、あまり雪が降らない東京でも雪止めが必要な理由をご説明させていただきます。
東京では隣地の建物に接近している場合が多くなっております。
特にアーキブラストで施工する案件は狭小地への建築も多いため、雪が降った際に落雪で隣地建物の外壁を損傷させてしまう可能性もありますし、下屋と呼ばれる1段下がった屋根に対して損傷を与えてしまう可能性があるため取付は必要です。
(外壁や屋根が損傷すると、雨水が進入するリスクがございます。)
換気棟
写真に見える部材が換気棟です。
取付する箇所は屋根の一番高い部分になります。
取付する理由は、屋根裏の換気です。
換気は非常に重要でして、例えば冬場ですと、家の中は暖かく外気は冷たい状況になります。
暖かい空気は上昇しますので、屋根裏に暖かい空気が溜まり湿度が発生します。
湿度、結露は木材腐食の原因となりますから、屋根裏に湿気、結露が発生したいように
適度に空気を流す必要がある為、換気棟は非常に重要と考えてます。
以上が屋根工事についてでした。
ひとえに屋根工事と言っても、こうして雨水の対策や耐久性維持を考慮して施工をしております。
出来上がってしまうと意外と見えない部分となりますから、本コラムにて少しでも工事中の内容がご理解頂けましたら幸いでございます。
★おまけ★
アーキブラストのYouTubeチャンネルで、「現場からありのまま配信」として動画を公開しております!
私が現場から配信している動画となりますので、よろしければこちらもご覧ください!
以上、今回は屋根工事についてでした!
それではまた!
ARCHIBLAST(アーキブラスト)は、東京・都心ならではの狭小地にローコストでデザイン注文住宅を設計・施工する建築設計事務所です。
狭小地でも広く感じられる住まいを建てたいとお考えの方は、ぜひご相談ください。