面積にして、世界の約2割の森林を有するロシア。ロシア軍のウクライナへの侵攻を受け、木材の供給減少が、日本国内の木材需給バランスに影響を与え兼ねないとの危惧が広がっています。また、国際的な資金決済網である国際銀行間通信協会(SWIFT)から、ロシアの大手金融機関が排除されたこと、EUがベラルーシからの木材輸入を制限したことなどにより、欧州で木材需給が逼迫する恐れが発生しています。欧州から日本への輸出量が減れば、21年に発生した木材高騰「ウッドショック」と同様の状況となり、ウッドショックの改善は愚か第2次ウッドショックの懸念が高まってきております。その他、木材をはじめとした資材の高騰、原油価格の高騰に伴い、予定通りの工事が出来ないなどの事態になりかねないと危惧をしております。先行き不透明ではございますが、引き続き木材供給会社様と先を見越した情報共有に努め、対応して参ります。
2022年3月22日