黒色を基調とした外観に、軒裏や玄関扉の明るい木の色がアクセントとなっています。内観は、白色をベースに、２階と３階の床や階段に赤みのある木の色を使うことで、温かみのある空間となっています。
２階の床材には、希少なミャンマーチークの挽き板フローリングを採用することで、一枚一枚からでる豊かな木の表情によって、よりナチュラルな雰囲気を感じられます。
３階の居室は、北側の高度斜線の影響で母屋下がりとなり、天井が傾斜し低くなっていますが、天窓や大きな窓を用いて圧迫感のない空間を実現しました。また各居室の空調設備には、天井カセットエアコンを設置することで、すっきりとした空間となっています。
キッチンはフルオープンの対面キッチン。キッチン横には、奥様の書斎スペースを設置し、作り付けの造作棚を設置しました。また裏手には、サービスバルコニーがあるため、使い勝手の良いキッチン空間となっています。
リビングは、構造計算を行った上で、外壁側の二重壁や、ステンレス製の筋交いを使用することで、空間をさえぎる壁がなく、南東の前面道路側に大きな窓を設置することを可能としました。
洗面化粧台は、洗面キャビネットと、ミラーキャビネット、照明をそれぞれ選んで組み合わせ、また、壁の一部にモザイクタイルを張るり、細部までこだわることでホテルライクな空間となっています。
