19.69坪の豊かな狭小
ご覧ください!この住まいはアイデアの宝庫です!
12坪の土地と19坪の床面積とはとてもとても思えない工夫が詰め込まれています。
その中でも最も目を引くのは、外観のアクセントにもなっている出窓ベンチです。前面道路側の2階と3階の窓が、室内からはベンチのように利用できる空間として飛び出しています。リビングのくつろぎ場として使用したり、寝室脇のヌックとして活躍したり、住まい手の気分でいろんな使い方ができる魅力的で実用的なアイデアベンチです。
もう1つの大事なアイデアは、中央の鉄骨階段です。狭小地であるからこそ階段の位置はとても重要です。他の空間を活かすためにも階段を北側の中央に据えて、全ての空間にアクセスしやすく、かつ、南側からの光を遮らない位置に配置しています。
それを更にデザインとして活かしているのがアイアン素材であり、スチールブレースです。リビングとダイニングキッチンが、近くでつながり合いながら緩やかに離れていることで、それぞれに暮らしのシーンが生まれ、住まいの広がりを演出しています。
普通の床高や部屋数などの一般的な住まいのカタチに囚われることなく、この地にどのような暮らしを実現したいか?を、お施主様と追求したことでこの住まいは生まれています。
玄関からつながるモルタル空間や、アイランドキッチンとつながる収納椅子。これらは一見非合理的なアイデアでありながら、実は空間を有効に活用するアッと驚く工夫となって、豊かな暮らしの実現を支えています。
沢山のアイデアをうまく取り込むことで、「狭さが暮らしを豊かにできる」、それを実現した住まいとなりました。
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