狭小三角地の耐火木造
一般に、50㎡以下の土地が狭小地と呼ばれますが、ここは40㎡。
しかも、底辺11.4m×高さ7.1mで斜辺13.2mの3辺で作られた直角三角形の土地。
さらに、防火地域なので、耐火木造を求められるという条件でした。
床面積を十分に確保していくために、塔屋まで伸ばし、耐風圧も計算しながら、その中で快適な住まいを計画していきました。
意匠設計も構造計算も現場も、過去に類を見ない条件の中で、ARCHIBLASTとして「狭小住宅に強い」ことを証明するかのように、力を発揮させて頂いたお住まいです。
幹線道路沿いのため、リビングは3階に。さらに一部を吹き抜けにすることで、高さが活きる空間となり、”塔”を登った先の開放感を演出しています。
また、デメリットに思われる三角形の形状も利用し、まるで客船の船首デッキのようなバルコニーを設置。リビングとつながる特別な場所になっています。
一見厳しい条件も、御施主様と一緒にチャレンジさせて頂き、土地の特性を良い方向に導き、最大限に活かした素敵な住まいを実現することができました。