渡邉:そこから打合わせを重ねていくわけですが、最初と比べてプランも大分変わりましたね。たしか24帖くらいのリビングがあるプランを出したと思います。
奥様:わたしとしては、ヨガ教室をやれるスペースがほしいというのが条件でしたね。生徒さんを自宅に呼んで教えたいというのが以前からの夢だったので。
渡邉:明確でしたよね。ご主人はガレージが欲しいと言っていましたね。
E様:そうですね。あとは今までマンションアパートに住んでいたので、日当りがいいとか、バルコニーが大きいとか、一戸建てならではのところはやっぱり重視したいというのはありましたね。
奥様:わたしは大きなWICと大きな玄関。優先順位はわりとはっきりしていたのかな。
渡邉:初めに、とにかくやりたいことをリストアップしてもらいましたものね。
E様:その代わり床やサイディングなどの部分はほとんどイメージしていなかった(笑)。家づくりの大変さを実感した瞬間でした。
浜田:不安はありましたか?
奥様:不安は、シンプルにお金ですね。
E様:リストアップしたものを全て盛り込んだプランも出してもらいましたけど、その金額をみたとき、「あ、これは無理だ」って(笑)。でもそのおかげで金額感が掴めました。そこからは削る作業。
奥様:最初の見積りからトータルで600万円くらい削ったのかな?
渡邉:でもそうやってブラッシュアップされたおかげで、コンセプトも絞ることができてかなり見えてきたんじゃないですか。
浜田:実際に取り掛かってみて、困ったり悩んだりした部分はありますか?
E様:うーん。ないかも(笑)。自分のイメージ以上のものをいつも提案してくれていたので、むしろ助かりました。建ち始めると早いなっていうのは感じました。
奥様:職人の方もたくさん気を使っていただいて。本当にありがたかったです。
E様:あ、でも渡邉さんから「鉄骨階段見つかりました! 値段変わらないんで安心してください!」って連絡があったときは、本当にいい人だって思いました(笑)。
渡邉:階段に使用した鉄骨ですね。ちょうどよいものを見つけるのに中々苦労しまして。幾つか鉄骨屋さんに通ったりして、見つけたときはもう今すぐに伝えたいという気持ちでした。
E様:そうなんですね。
渡邉:あれがあるとないとじゃ大分家のイメージが変わると思うので。単純にかっこいいというのもそうですけれど、玄関の位置とか、明るさとか、いろいろ変わってきますよね。
奥様:たしかに1階から2階を見上げたりすると、ものすごい抜け感があります。両階につながりがあって、あまり隔たりを感じないつくりになっていますよね。2階建てなのに平屋に住んでいるみたいな。おかげで常に家族の存在感を感じられます。