広い狭小住宅?20坪以下でも広く感じられる間取り3つの工夫

広い狭小住宅?20坪以下でも広く感じられる間取り3つの工夫

こんにちは!東京・都心ならではの狭小地にローコストでデザイン注文住宅を設計・施工する建築設計事務所ARCHIBLAST(アーキブラスト)設計の原田です!

今回は狭小でも広く感じられる間取りの工夫についてご紹介します!
土地の面積には限りがありますが、間取りひとつで、空間の感じ方は大きく変えられます。
狭小地でも空間を広く感じられるように、間取りやインテリア、収納などに工夫を施していきましょう!

  1. 1.間取りの工夫
  2. 2.色の工夫
  3. 3.インテリアの工夫

に絞ってご紹介します!

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1.間取りの工夫

①無駄なスペースをなくした間取り

リビングを広く”見せる”だけでなく、できることならはじめからリビングとして使えるスペースを広くとりたいですよね!

□家具によるデッドスペースを減らす
部屋のつくりに家具のサイズが合わないと、デッドスペースができてしまうことがあります。
家具を購入するときには部屋に合わせたサイズかどうかチェックする方も多いと思いますが、せっかくマイホームを建てるなら、最初から間取りの方も家具に合わせましょう。
ソファーやダイニングテーブルの位置やサイズなどを考慮して、無駄なスペースができないようにプランニングします。新たに家を建てるなら、作り付けの家具を適切な大きさ・場所に配置することで、デッドスペースを減らしながら十分な量の収納を設けることが可能です。

□廊下の少ない間取りに
ただ「通行するためだけ」の廊下を減らすのもポイントです。
廊下がやたらと長い間取りになると、リビングや個室に使えるスペースが少なくなってしまいます。
廊下をなるべくなくすことで、居室に使える空間が広くなるだけでなく、廊下で部屋が仕切らないため部屋が広く見えます。
廊下を減らすためには、部屋の配置や動線、玄関や階段の位置に工夫が必要です。

②”視界の抜け”でリビングを広く見せる

面積を変えずにリビングを広く見せるには、”視界の抜け”を意識することが大切です。
縦方向・横方向に向かって視界が広がることで、実際の面積よりも広く感じさせることができます。

□縦方向の視界の抜け(吹き抜け、高天井、勾配天井など)
広い狭小住宅?20坪以下でも広く感じられる間取り3つの工夫
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吹き抜けがあると、空間をより広く感じますよね。
これは吹き抜けがあることで、縦方向に視界が広がるからです。
高天井や、勾配天井にも似たような効果が期待できます!
都心部など狭小地に家を建てる場合は、縦方向に視界を広げて開放感を生み出すのがおすすめです!
また、吹き抜けに開口部を設けると自然光が取り入れられるため、より一層明るく開放的な空間となります。

□横方向の視界の抜け
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同じ広さであっても、家具や壁などで視界がさえぎられると、体感として狭く感じます。
リビングの真ん中に背の高い家具がこないようなプランニングを考えるほか、壁をなるべく作らないというのもリビングを広く感じさせるのに有効です。
壁ではなく、高さで空間を分離する方法もあります。
1階、2階という平面にとらわれず、「中2階」などを設けて高さによって立体的に空間を仕切る方法を「スキップフロア」と呼びます。
また、横方向に視界の広がりを作る方法として、外部空間をうまく活用することもあります。
リビングとテラスなどの外部空間を繋げると、視界を広げることができます。窓などの開口部は大きくとったほうがより広く感じます。

2.色の工夫

□白を基調にする
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壁や建具などを白にすると、空間がさらに広く感じます!
色によって、部屋の印象は大きく変わります。
よく考えずに決めて、後悔することも…!
部屋を広く見せたい人は、白などの膨張色を選びましょう。

[膨張色と収縮色]
膨張色・・・淡い色や暖色系などの明るい色で、広がったり大きく見えるような色のことです。
例:白、赤、オレンジ、黄色など

収縮色・・・濃い色や寒色系などの暗い色で、小さくて細く見える色のことを言います。
例:青、黒など

色と大きさには、特に明度(色の明るさ)が関係しています。
白に近くなると、明度が高くなるので膨張して見え、逆に黒に近くなると、明度が低くなり引き締まって見えます。
ですからあまり大きくない部屋で、収縮色を使用する場合は注意してくださいね!

[進出色と後退色]
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進出色・・・浮き出して近くにあるように見える色のことです。
例:赤、オレンジ、黄色など暖色系

後退色・・・遠くにあるように見える色のことです。
例:緑、青などの寒色系

明るい膨張色を基調とした部屋に、アクセントとして後退色である寒色系のインテリヤや家具を置くのもおすすめです!
メリハリがつき、奥行きが感じられ、部屋を広く見せることができます。
目線の奥の壁紙を寒色系にすると、壁がより奥に下がって見え、実際の部屋よりも広く感じさせることもできます。

3.インテリアの工夫

□背の低い家具を選ぶ
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家具の高さや置き方ひとつで、視覚的にも体感的にも広がりのある空間にすることができます。
背の低い家具で統一すれば、天井が高く感じられ、空間がより広く感じられます。
視線を遮る家具がないと、部屋の奥まで見通せるようになり、部屋に奥行きが出てさらに広く感じることができます!
背の高い家具を設置してしまうと、視線が遮られ、圧迫感を与えてしまいます。
色を統一しない場合も、ごちゃごちゃして見えるため、広く感じることができません。
アクセント程度に色を変えるといいですよ!
背の高い家具を設置する場合は、配置に工夫が必要です。
背の高い家具は部屋の入口近くの壁側に置き、部屋の奥にいくほど背の低い家具を設置します。
そうすることで、視線を遮らず、奥まで見通せるため、部屋が広く感じられます!

□家具を少なくする
家具や物が少なければ少ないほど、空間は広くなります。
配置やカラーを統一するのも工夫のひとつですが、まずは部屋にある物を減らしてみましょう!
床が見えている面積が多いほど、部屋は広く感じます。

□ハイドア
ハイドアとは、通常よりも背の高いドアのことです。
天井に近い位置までドアを高くすることで、空間を広く見せる効果があります!
ハイドアは、空気が循環しやすいという特徴もあります。
視線が上がるので天井も高く見えますよ!

まとめ

いかがでしたか?
空間を広く見せるためには間取り以外にも気をつけるべきポイントがあります!
今回ご紹介した方法もぜひ参考にしてみてくださいね!

参考文献

HAUS365「リビングが広く感じる間取りとは?限られた敷地で広く見せる3つの方法」

住みたい暮らしがここにある「注文住宅で広く感じる間取りの工夫Best10!インスタグラムで10万人に聞いた家づくりの工夫を事例付きで紹介!」

クレバリーホーム「狭い家を広く感じる工夫│間取り・インテリア・収納など総合的に解説」

ARCHIBLAST(アーキブラスト)は、東京・都心ならではの狭小地にローコストでデザイン注文住宅を設計・施工する建築設計事務所です。
狭小地でも広く感じられる住まいを建てたいとお考えの方は、ぜひご相談ください。

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